離婚について
 離婚についてのわたしの個人的な意見を語ろうと思います。

 このサイトでは、基本的に、両親の離婚には反対の立場をとっています。なぜなら、このサイトの管理者であるわたしが、両親の離婚により心に深い傷を負ったことから、離婚についてはかなり否定的な感情をもっているからです。子供のころに心に焼きついたこの感情は、一生消すことはできないものですから、「せざるを得なかった離婚」というのが存在するということは頭では理解できても、それが完全にわたしに馴染むのには相当な時間がかかると思います。ただ、「せざるを得なかった離婚」というのは現実に存在します。それは例えばDVによる離婚です。DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、『配偶者(届出をしていない、いわゆる内縁関係にある者を含む)から受ける虐待をいう。ここでいう虐待には身体的虐待、精神的虐待、性的虐待の3種があるとされる。』(Wikipedia)を意味します。DVにも程度がありますが、ひどいときなると、被害者が「死」の恐怖を感じてしまうほどだそうです。(わたしの友人にもそのような体験をしたひとは何人もいます。)このような離婚しないと「殺される」といった状況では、離婚は仕方のないことなのかもしれません。

 ただ、「せざるを得なかった離婚」が存在するのと同様に「する必要のなかった離婚」というのも存在します。当然、「離婚の必要性」をどのような基準で考えるかはひとそれぞれで、一様ではないのですが、「こどもの将来」を基準にして考えるならば、「する必要のなかった離婚」というのが離婚の中でも大多数を占めるのではないかと思います。そして、そのような離婚によって、大半の子供が心に深い傷を負うことになります。

 「せざるを得なかった離婚」で子供が傷つくのは、ある意味では仕方の無いことなのかもしれません。(ただ、それが仕方がないことなのかどうかを判断するのは子供自身であるということを忘れてはなりません。)しかし、「する必要のなかった離婚」によって、子供が傷付くのは理不尽だとは思いませんか? これに関しては、賛否両論あると思います。皆さんの意見をお待ちしております。
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