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 ここでは、両親が離婚した子供たちについて書かれた本を紹介しています。けっこう昔に出版されたものも含まれていますが、これらの本のなかで言っていることは、両親が離婚した子供の一人であるわたしから見ても、なかなか的を射たものだと思います。
愛しあっていたのに、なぜ?-親が離婚した子供たちの声 子供たちの声1
 ジル・クレメンツ 著、箕浦真理子 訳、1986、偕成社。
感想 この本は、両親が離婚することになった子供たちの”声”によって構成されています。読み進めていくと、いかに子供たちが両親の離婚によってショックを受けるかがよく理解できると思います。
離婚しても子供を幸せにする方法
 イリサ・P・ベイネイデック その他 著、高田裕子 訳、1999、日本評論社。
感想 この本は、いま離婚を考えている人に対して書かれたもので、子供が親の離婚という大きな出来事をうまく乗り越えられるように後押しするため、親として知っておくべきことについて、精神科医の著者が両親が離婚した子供たちの症例を紹介しつつ、書いたものです。しかし、この本は、両親の離婚を前提にしていることから、必ずしも万人にオススメすることはできませんが、精神科医の著者の視点というのは、とても参考になりました。
×一の子どもたち-彼らの本音
 石坂晴海 著、2004、講談社。
感想 離婚についてあつかった書籍のなかでは、けっこう有名な『×一の男たち』、『×一の女たち』の著者が、両親が離婚した子供たちへのインタビューを通して書いたマジメなルポタージュです。
離婚・再婚と子供
 椎名麻紗枝、椎名規子 著、1989、大月書店。
感想 弁護士と法学者の姉妹である著者らが書いた本です。両親が離婚した子供についての言うのは、アメリカの書籍を訳したものが多く、それが本当に日本においても適応しうるのかは疑問といえば疑問です。その意味で、この本は、日本の社会・文化的背景を反映したものとして、かなりオススメできます。
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